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採銅所から福智山

nさんと上野峡の駐車場で待ち合わせして、
nさん奥様に、そこから採銅所まで送ってもらいました。
ありがたや。

nさんは、採銅所から皿倉まで歩いた事があるのですが、
僕はここからは初めて。

登山口からいきなり藪漕ぎ。

nさんが前回行った季節は刈られた後だったようで、夏の終わりは全く違う環境。
稜線伝いに福智山まで行くのですが、そこは防火帯になっているのは知ってました。

僕は最初のここで、ずっとこんな感じかな?ちょっときついかも?とは思いました。

こうやって見ると簡単に行けそうなのですが、腰より高い所まで茂っているし、
時々、トゲトゲしたのがズボンを突き破って刺してくるので難儀しました。

その後はこんな感じ。2m先のnさんが見えません。
足元も見えません。

背丈よりもずっと高く茂っているので、最初よりもますます地獄でした。

草をかき分けるのもきついし、草に押し返されたりもする。
写真撮れてる所は、まだマシな所。
きつい所は写真さえ撮れてない。

通常の倍以上の時間をかけて進む感じでしょうか?

2時間半くらいずっと藪漕ぎして、やっと草の無い休憩できそうな場所を見つける。

こんなに疲れ果てたのは初めてですね。
ここで飲んだコーヒーは今までの山遊びで一番美味しかった。
2人とも普段砂糖入れないのに、疲れてるから砂糖を入れる。
そして、不思議と甘く感じない。
何故だか、初めて柿ピー持ってきてみたけど、それも美味しく感じた。

ここから先はもう諦めが入ったのと慣れたのとで、気持ちを割り切って進む。

この状態で開けた所に来たと感じるくらいだから、もう笑うしか無い。
だいぶ先に福智山が見えます。

木がこんなにありがたいとは。
木のおかげで草が無い場所は、涼しいし天国でした。
というかこれが普通の登山道です。
良いポイントを見つけて、ヌードル休憩。

やっぱヌードルは最高です。

この後も、アップダウンを繰り返す。
草が無い所は、登りもきつく感じない。
結局、きついのは草。

福智山山頂までずっと藪漕ぎが続きました。
行程の95%以上は藪の中。
9kmちょっと歩くのに4時間半かかりました。
通常の倍の時間かかって、倍以上疲れました。

山頂は良かった。草が無いって素敵。
ここでの2杯目のコーヒーと、クッキーも最高に美味しかったです。

帰りは上野越ルート。
ベチョベチョでズルズル。

これでも、行きと比べれば、全然楽しい。

水浴びはやっぱり気持ち良い。
これが川沿いルートの楽しみなんですよね。

下山して駐車場手前の自販機で久しぶりにコーラを買う。

これもなんか美味しい。
いつもは氷で薄めないときついと思うコーラがスッと入る。

久しぶりに味わう疲労感も悪くない。

今回は通常とは違うスタイルの登山でした。
良い勉強になりました。

長時間藪漕ぎすると、ボロボロになります。
ズボンにトゲが刺さったまま、足を刺激し続けて痛くても、
頭の上まで密集して草があるので、しゃがめません。
なので、トゲを取ることができません。
そもそもずっと先まで同じような光景があるので、取る気にもなりません。
首や顔をずっと叩かれてる感じもある。

でも、ここは、薮が続いている所が正しいルートなので
道迷いのリスクはゼロです。
全身使うので、帰ったらグッと体が引き締まってました。
滝行の様な感じでしょうか?心の鍛錬になると思います。
割り切ってしまえば、良い訓練になるのでお勧めです。

ウソ

もう一生あんなルート行きたくないなぁ。
反省点は一つだけ。下調べをちゃんとするべき!



今回は一番行ったらダメな季節に行っちゃった。
もう少し待ったら刈られるのに。
一人だけ同じ間違いをした人とお会いして少しお話した。

お互い、やっちまいましたね みたいな空気を共有。

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