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3.92017
口腔内写真用カメラ 2017
口腔内写真撮影用のカメラ本体が壊れました。
最初は、SDカードスロットの不調から。
SDカードを入れたら、ロックがかかっているとエラー表示。
もちろん、カードにロックはかけてませんし、複数のカードで試してもダメでした。
1日に何回もSDカードを抜き差ししているので、壊れるだろうなぁと予測はしていたのですが、少し早めにそれが訪れました。
シャッターの耐久性何万回とかありますが、だいたいそれ以前に他が壊れます。
医院のシステム上、これ以上無線接続など増やせないので、画像の取り込みはこれからも変わらず、アナログにSDカードスロット。
で、エラーが表示された翌日には、電源が入らなくなりました。
毎日頻繁に使う物なので、すぐに新しい本体を購入。
カメラの構成としては、本体、マクロレンズ、リングフラッシュの3点。
市販品で揃えているので壊れてもすぐに自分で対応できるのが利点です。
今回も壊れた本体だけ交換。
歯科専用でカメラを販売しているメーカーもあり、使いやすいとは思うのですが、専用のレンズとフラッシュがあまりにも質感が低く僕は萎えました。
あの安っぽさで、値段が2倍はちょっと嫌。
左が旧機種D5200。右が新しく買ったD5500。
3年経つと、本体は小さくなってます。
持ちにくさが無ければ、当院では女性が使うので、小さく軽いにこしたことはありません。
自分だけが使う場合は、手持ちのD7000の方がファインダーが見やすいし、グリップしやすいので、重くてもそちらが好みなのですが。
一般的な使い方をする場合は、3年でいろいろと便利になったり、画質の向上はあると思うのですが、
医院での使用の場合は、ほとんどそれらのメリットはありません。
口腔内の状況を忠実に写すのが役目。
D5200の場合は、ほとんど設定を変えなくても、ある程度実際の色に近い感じだったのですが、
D5500に変えて、同じ設定で撮ると全く色味が違いました。歯茎が紫。
レンズも、フラッシュも同じなのに、ここまで違うとびっくりしました。
ここからは備忘録。
マニュアル撮影で、シャッタースピード1/200 被写界深度F22 ISOは100。これは変えなくて良い。
まずは、当院におけるホワイトバランスから再設定です。
以前から使っているグレーカードを使用。
診療用のチェアーを倒し、頭がくる部分にカードを置いて、それを撮影。
光源とカメラは45度、このグレーカードに対してカメラは15度傾けるように撮るのがマニュアルですが、光がムラなく当たれば問題ないようです。
僕は角度はそれほど考えずに普通に撮影。
撮影画像をカメラ本体に登録します。
ホワイトバランスは、プリセットマニュアルです。
ホワイトバランスの設定が一番簡単。
フラッシュを焚くので、ホワイトバランスをフラッシュに設定するのも一つの方法かもしれませんが、当院の環境では全く違って写ります。
それから、ピクチャーコントロールを設定します。
6つ調整できる項目がありますが、色の濃さ(彩度)、色合い(色相) から始める。
色相は、歯茎の色が紫に傾くなら、+側に調整する。
色の濃さ(彩度)、色合い(色相)は、それぞれ-3から+3まで、7段階調整できるので、
設定を変えて、49枚撮ると、だいたい近い物が2枚くらいに絞れます。
彩度:色相 +1:+2 か +2:+3 の2つの組み合わせが近い。
天気や時間帯で違うので、一応2つをカスタムピクチャーコントロールに登録。
明るさは、ここでも調整できますし、フラッシュで調整しても良い。
明るさを+1にするか、フラッシュを+0.3。
あとは、フラッシュで臨機応変に調整する。これはスタッフもその都度できるようになっているし。
それから、上の明瞭度とコントラストを調整していく。
まだ微妙に調整不足ですが、とりあえず使えそうな目処が立ちました。
昼と夜、天気でも写りが変わるので、パターン分けして設定が必要かな。
これから使いながら、ちょっとずつ修正することにします。