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ラクスエーター

抜歯で使う道具。

抜歯の時に使う道具で、エレベーターというのがあります。
歯につかめる部分が無い場合は、歯と骨の隙間に、この道具を入れて歯を動かします。

右下のが通常のタイプ。歯の形に沿わせて、ひねって回転させて歯を動かします。テコのような?

左上はラクスエーター、左下は、Xデズモ。
これらは、通常のエレベーターとは違い、先端は刃物になっていて、歯と骨の隙間に挿入し、まっすぐに下方に押し進めることで、代わりに歯を浮き上がらせる抜き方。
歯の周りの靭帯をこの先の刃物で切断しながら、深部に押し進める。
歯の全周を切断するのに回転させますが、させている運動は、通常のエレベーターとは違います。

使い方が違うので、間違わないように注意が必要です。
最近はほとんど、左のタイプを使用しますが、通常のタイプは、歯が傾いている時には便利なので、残しておく必要がある。
それぞれのタイプで、抜く場所に合わせた形態違いで、いくつか種類がある。 

それで、エレベーター系の器具が、たくさん。20本くらい。
残根用も別に数本。

抜歯後は器具は滅菌に行ってしまって、しばらくの間は帰ってこないので、数時間で抜歯の患者さんが重なると、困る。
で、困らないように数を揃えてます。

ただ、使う道具は限られます。
上の写真のタイプをほとんど使用している。

ラクスエーターは、刃物なので、先端の切れ味が良くないと使えません。

左が新品、右が使い込んだやつ。
新品がないと比較ができないから、比較用の新品は保管。

全然先端のキレが違う。
説明書には、研ぎなさいと書いてあります。

今まで何回もしてみましたが、何回研いでも、難しいです。

もちろん、専用の砥石も使いますし、説明書もみます。
刃先の凹面を砥石に密着させ、フェザータッチで3回くらい引く。
って書いてあります。

やりすぎると小さな刃先が無くなるのは、分かりますが、3回しかチャンスがないのは難しいです。

夜、誰もいない時に、3回に全身全霊をかけて、研いでみましたが、新品のようには戻らん。
当たり前か。
でも、3本とも使えるようにはなりました。 

説明書には、研ぐ頻度などの目安は書いてありませんが、切れ味が悪くなってからでは遅いのかもしれません。
悪くなる一歩手前で、研いで復活させるを繰り返さないといけいのかも?
今回、使用開始する分の新品1個で実験してみようと思います。 

備忘録
現在は、1本15000円くらい、以前は1本12000円くらいだったので、円安の影響か値上がり。 

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